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03/06/2008

音感テスト

友人から面白い“音感テスト”のサイトを教えてもらったのでご紹介します。
マサチューセッツ医科大学に在籍する学生で、電子音楽のアーティストでもあるJacob Mandell氏のサイト『Jakemandell.com』内にある3種のテストです。
“音感テスト”っぽいサイトは、「絶対音感判定」だとか「音当てクイズ」なども含めると多数存在しますが、このサイトのテストは問題に使われている音素材自体が良く出来ていて、楽しめます。
難易度はちょっと難しめかもしれません。
テスト終了後に音楽のレッスン経験や年齢,人種などを問うアンケート(研究用?)がありますが、それに答えなくても正答率を見ることができます。
ここでの成績の良し悪しが音楽の能力につながるわけでは全くありませんが、なかなかないタイプのテストなので、暇なおりにゲーム感覚で試してみるのも楽しいと思います。
……とかいいつつも、仕事の合間の暇つぶしに挑戦した私は、真剣になりすぎて耳が疲れてしまいました。

Rhythm Test
2つのリズムセットを聞き分けるテスト。全25問。
最初に流れるリズムセットと2つ目のリズムセットが同じならば"Same"(緑ボタン)を、違うと思ったら"Different"(赤ボタン)を押します。全問を通して10回だけ聞き直し(Replay)可能です。
回答ボタンを押したとほぼ同時に次の問題が流れるので、次の問題を聞く準備ができてからボタンを押すと良いです(スタートボタンも同様です)。
因みに、私の成績は「96%」でした。

Tonedeaf Test
続けて演奏される2つのフレーズが同じものかどうかを当てる問題です。全36問。
やり方は「Rhythm Test」と同じです。
最初に流れるフレーズと次に流れるフレーズが同じものだと思ったら"Same"(緑ボタン)を、違うと思ったら"Different"(赤ボタン)を押します。
こちらは聞き直し(Replay)が出来ません。
スタートボタン,回答ボタンを押したらすぐに問題が開始されるのも「Rhythm Test」と同様なので、次の問題を聞く準備を整えてからボタンを押すようにした方が正答率が上がると思います。
こちらの私の正解率は「97.2%」でした。

Adaptive Pitch
2音のピッチの高低を当てます。
2つの音が連続して鳴り、2つ目の音が最初のピッチより高いと思ったら"High"を、低いと思ったら"Low"を選択します。正解するとピッチの幅がどんどん狭くなり、間違うとその前のピッチ幅に戻ります。最終的に到達したピッチ幅が自分が聞き取れるピッチとして判定されるようです。
問題は、何度も繰り返し聞き直すことが出来ます。
私の成績は「0.5625Hz」でした。

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03/04/2008

ニジンスキーの「春の祭典」

音楽ライター山尾敦史さんのブログ『山尾好奇堂』で、ニジンスキーの振付を再現した『春の祭典』のYoutube映像が紹介されています。(2月24日エントリ『ニジンスキー振付の「春の祭典」など』)

この映像は、アメリカのPBS(Public Broadcasting Service)製作の、ニジンスキー版「春の祭典」の復元をテーマに扱ったドキュメンタリー番組『The Search for Nijinsky's Rite of Spring』(1989年)のもののようです。
演じているのは復元版の初演を行ったジョフリー・バレエ団ですが、この映像が初演時のものかどうかは分かりませんでした(キャストはこちらで確認できます)。

『春の祭典』の初演は1913年。
初演時の観客の騒乱は社会的事件として取り上げられるほどでした。
ストラヴィンスキーの前衛的な音楽と、従来のバレエの概念からかけ離れたニジンスキーの振付は、当時の“バレエ”の観客には受け入れ難いものだったのでしょう。

ストラヴィンスキーの音楽が刺激的過ぎただろうことは今でも想像に難くありませんが、ニジンスキーの振付はどうだったのか。
実際に見てみると、演劇的で物語がとても分かりやすいのです。
ひとつひとつの動作がドラマのピースになっていて、情景が浮かんできます。極度に制限されたようなぎこちない動きや足を踏み鳴らすステップはアニミズムの雰囲気を醸し出しているし、「生贄の儀式」のシーンでは禍々しさも感じます。素晴らしく表現力が豊かで、いつの間にか物語に惹きこまれます。
とはいえ、コンテンポラリー以上にバレエの概念を軽々と飛び越えるかのように独創的な振付は、当時としてはあまりにも突飛だったでしょうし、観客の多くが拒絶反応を示したのも無理のないことだと思います。
それにしても、およそ100年も前にこのようなバレエを作ったニジンスキーの創造力に驚かされます。

もうひとつ、私がこの作品を見て感じたのはニジンスキーのリズム感のユニークさです。

一昨年前、こちらもやはり山尾さんから情報を得た『“春の祭典”初演再現ドラマ』のYoutube映像を見たときにもブログで少し触れましたが(2006年8月26日エントリ「牧神の午後と春の祭典」)、実際に見て「なるほど、ストラヴィンスキーが“ニジンスキーは音楽を知らない”と嘆いた気持ちも分からないでもないな」と、妙に納得してしまいました。
私自身は、ニジンスキーが音楽を知らないとは思いません。寧ろ、人並み外れた感性の持ち主だったと思います。
ただ、作曲したストラヴィンスキーの意図とは何かが微妙にズレているような、そんな印象を受ける部分があります。
音楽とダンスが描く心拍数曲線がズレているといったら良いのか……。意外な(音楽ではそれほど目立たない)リズムが強調されていることもある反面、音楽ではとても印象的なリズムがスルーされていることもあったりして、不思議な感覚に陥ります。
ニジンスキーの振付を見るのが初めての私は、どうしても聞き慣れた音楽のリズムに誘導されて見てしまい、最初はその独特のリズム感をスムーズに捉えることができなかったのですが、繰り返し見ているうちに、それが音楽にもダンスにも効果的に働いているように思えてきました。お互いのリズムが生き生きと感じられるようになるというか。
ニジンスキーの天才ならではのリズム感なのだろうな。と思います。
でも、音楽を作ったストラヴィンスキー当人にしてみれば、出鱈目なリズムの取り方に思えたのかも……と勝手な想像を巡らせています。

長い間見てみたかった作品の全体像を知ることができてとても嬉しいのですが、これは是非生の舞台を体験しなければ。
再演を熱望します。


ついでにYoutubeで拾ったもの

Maurice Bejart: Bolero de Ravel
※ベジャール振付『ボレロ』の映像。メロディ(ソロパート)は男性,女性どちらの場合もあるのですが、この映像では別々に撮った男女のメロディを交互に映します。映像もきれい。

L'Apres-midi d'un Faune - The Paris Opera Ballet
※パリ・オペラ座バレエの『牧神の午後』(ニジンスキー振付/ドビュッシー作曲)。私が最も好きなバレエ作品です。


バレエ『春の祭典』について書かれた文章を見つけましたのでご紹介します。

『春の祭典』--永遠の生と選ばれたる者
※日本の美学,とくに歌論や舞踊美学を専門に研究をなさっている尼ヶ崎彬氏のサイト『箪笥飛翔』より。
『ダンスマガジン』に掲載された評論文です。ニジンスキー版の誕生からベジャール版,バウシュ版等について、1987年に初演されたホドソンとジョフリー・バレエ団によるニジンスキー復元版についてと、「春の祭典」の歴史がまとめられています。
初演時の様子やニジンスキーの振付にまつわるエピソード等も紹介されています。

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12/01/2007

検索ワードランキング第3弾

サーチエンジンを使って拙ブログを訪問した人がどんなキーワードでたどり着いたのかを集計してみる企画第3弾。
懲りずにやります(笑)。

ココログのアクセス解析を使って、過去の集計結果を洗い出しました。
「検索ワード(単語)」だと意味不明の単語も含まれるため、「検索フレーズ」で集計します。

参考までに:
第1回(2006年7月~10月)の結果
第2回(2007年1月~5月)の結果

今回は2007年6月から11月までの結果をまとめてみました。
まずはベスト5から。(リンク先は当該記事です)

1位 ねこふんじゃった (3連続1位) 
2位 中島らも (4位→3位→2位)
3位 ツェルニー (初登場)
4位 グランディーバ (初登場)
5位 快楽原則 (2位→2位→5位)

1位は圧倒的に『ねこふんじゃった』でした。サーチエンジンからの訪問者の3割強を占めています。
不動のトップ記事です。

前回、前々回と変わり映えのなかったベスト5ですが、今回は今年エントリした記事が2つ入っていて、ちょっと嬉しい。
4位の『グランディーバ』は多分、「今来日公演をしていて、興味があるのだけどどんなものだかちょっと知りたい」とアクセスしてくださった方が多かったのだと思います。丁度公演期間中にアクセスが集中していましたから。

それでは、番外編。
「ランク外で気になった検索フレーズ」です。


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09/04/2007

CDのカオ

Gould_images

山尾さんのブログ『山尾好奇堂』の8/27付記事(ひとつの問題提起)の、クラシックのCDはジャケットに気配りがないものが多い。という嘆き(?)に、「そうだよな~」と共感してしまいました。

我が家のCDラックは、引手にCDジャケットをディスプレイできるようになっていて、そこにはデザインの気に入ったCDを飾っているのだけど、クラシックのCDは、持っている枚数は圧倒的に多いにも関わらず、飾りたいと思うジャケットはとても少ないのです。

私は、CDジャケットに一目ぼれしての衝動買い(いわゆる“ジャケ買い”)をすることが良くあるほうなのに、ことクラシック音楽に限っては殆どその経験がありません。
クラシックCDの場合、自分が信頼している人なりメディアなりの情報を事前に仕入れてから購入することが多いので、もともと衝動買いはそう多くはありません。たまに衝動買いするときも、作曲家,作品名,演奏家等のデータを見て「あ、これは良さそう(面白そう)」と思ったら買う。で、ジャケットのセンスの良し悪しは関係ない。というよりも、最初からクラシック音楽CDのジャケットに期待していないのですね。「こんなものだろう」と、センスの無さに馴れてしまっている感があります。

でも、「クラシックのジャケットってこんなもの」と思えるのも、私が多少なりともクラシックのことを知っているからでしょう。
長年クラシックに慣れ親しんできたから、それまで蓄積されたものである程度情報を補完できる。
例えば、CDジャケットが収録曲とはあまり関係なさそうな風景画や抽象画(廉価盤には良くあるのです)だったとしても、曲目や演奏者等の情報から予測して、「これは良さそうなCDだな」と思うことができるわけです。
だけど、クラシックを聴きはじめたばかりの人や、興味があってこれから聴こうと思っている人には多分それはできません。
自分に置き換えてみても、門外漢のジャズのCDを購入する場合、いくらか有名なプレイヤーや曲名は知っていたとしても、それは自分の中で消化された情報ではないので心細い。そんなとき何を基準にしてCDを買うかというと、やっぱりジャケットのかっこ良さだったりするのです。(因みに、私が初めて自分で購入したジャズのアルバムは、とってもありがちですがSony Clarkの『Cool Struttin'』でした)

山尾さんは仕事でCD紹介をする際も、「演奏はいいんだけど、このジャケがねえ」という理由で、載せなかったCDが沢山あると書いていらっしゃいましたが、これも何となく分かります。
趣味のブログで好き勝手にCDについて雑感を書いている私が共感するのは全くおこがましいのですが、たかだか個人ブログにジャケットを掲載する場合でも、デザインがイマイチだと躊躇することがあります。
どんなに素敵な演奏のCDでも、ジャケットが意味不明な風景画だったりすると「今日紹介するのは止めておこう」と思って、そのままになってしまうこともしばしば。
あと、山尾さんのブログで紹介されていた、はせべさんのご意見にも共感(またまたおこがましい)。
コスメ雑誌でCD紹介コラムを担当していらっしゃるはせべさんが、クラシックCDを選ぶときの苦労について書かれているのですが、紹介したいと思っていたCDのジャケットに「THE BEST 1000」(1000円のお買い得CDです!の意)という文字が燦然と輝いていて、結局掲載を諦めてしまった……というエピソードに、思わず頷いてしまいました。
嘗ての名盤が廉価で再販される際、時々あるのです。ジャケットに「お安くなりました」と分かる目印が加えられること。
オリジナルのジャケットがどんなに素敵なデザインでも、台無しになってしまうと思うのですけどねぇ。

さて、一番上の画像はグレン・グールドの『Images』というアルバムのジャケットです。
グールドがリリースした沢山のアルバムから選曲されたセレクト・アルバムで、2枚組で2,568円(アマゾン価格)はなかなかお買い得ではないかと思います。
「1枚目にはバッハ、2枚目にはそれ以外」という明快な編集方針のもと、バラエティに富んだグールドの演奏をまとめて楽しむことができます。
収録時間に制約があるので仕方のないことではありますが、ゴルトベルク変奏曲は第5変奏までしか聴けなかったり、ソナタや協奏曲は一部の楽章のみの収録だったりと、少し物足りなさを感じる部分もあります。
しかし、バッハ以外の作曲家の作品もバランス良く収録されており、ピアニスト・グールドのカタログとして、またはこれからグールドを聴きたい人の入門盤として良いアルバムではないかと思います。
何よりこのジャケット。カッコ良すぎます。
映画の1シーンみたいです。
個人的には、このジャケットだけでも買う価値がありました(そういう意味ではジャケ買いです)。
ミニ写真集のようなブックレットも同梱されており、ビジュアル的にもベスト盤です。
「Images」というCDタイトルもぴったりだと思います。

Images / Glenn Gould(amazon.co.jp)

グールドの場合、オリジナルアルバムのジャケットも素敵なものが多いです。
そのあたりも、クラシック・ファンの枠を超えて、今なお新しいファンを開拓し続ける理由のひとつかもしれません。

※補足
『Images』のジャケットになっているのは、1956年、24歳のグールドの写真です。
撮影者は不明だそう。
デビューアルバム『ゴルトベルク変奏曲』がリリースされて間もないころの写真ですね。


この記事を書くにあたって、“ジャケ買い クラシック”のフレーズで検索してみたのですが、クラシックファンには私同様「クラシックはジャケ買いしない」派は多いようです。
たまに「ジャケ買いしました」という記事を見かけると、大抵は美形の演奏者のポートレイトがジャケットになったものだったり。
近年、美形のクラシック奏者の話題が多いのは、こういうジャケ買い効果が大きい?
確かに、演奏者が美形だとそれだけでジャケットの見栄えも良くなるしなぁ……。
でも、美形ではなくても「いい顔」なポートレイトはあるし、デザインで惹きつけることもできるはず。
個人的にはそちらにも頑張っていただきたいです。

そんな検索の最中に見つけたブログ記事で、「これは……」と思わず唸るジャケットを発見。

CDのジャケット(ブログ『クラシック音源の探求』より)

……フィリピンの大統領の肖像画かと。
ここまですごいと、逆の意味でジャケ買いしてしまいそう。

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05/31/2007

ベートーヴェンとゆかいな仲間たち

ブログ更新頑張るぞ!と意気込んで2ヶ月足らずですが、既に滞ってきています……。

現在、内職(?のようなもの。音楽関係にあらず)に悪戦苦闘中です。
なかなか面白く勉強にもなるお仕事なのですが、私のスキルにはちょっとハードルが高め。
頭が沸騰しそうです(涙)。

そんな合間にもブログの巡回は欠かさないのですが、最近(ここ1ヶ月あまり)楽しみにしているのが、こちらのシリーズです。

ベートーヴェンとゆかいな仲間たち(NDJ公式ブログ第2番「ちょっとそれはセバスチャン」より)

いつの間にかタイトルが変わっていたナクソス・デジタル・ジャパンのスタッフブログ(以前は確か第1番「池尻の不思議な住人」だったはず)で不定期連載中の記事です。タイトルのとおり、ベートーヴェンと彼を取り巻く人々のエピソードが取り上げられているのですが、これがとても面白いのです。

このシリーズがどんな趣旨で展開されているかは、最初のエントリに書かれた次の文章を読めばお分かりになるかと思います。

ベートーヴェンといえば、偉大なる西洋音楽の創造主であると共に、「金ない・モテない・字が汚い」の三重苦を背負った汚部屋の創造主としてもその名を人類史に轟かせ続けている大英雄でございます。しかし、そんな彼の周りにひしめいていた人物たちも、それに勝るとも劣らない変人連中だったという事実はあまり知られていません。
ましてや、変人はおろか変態までもが複数名いたなんて事実は、ますますもって知られていません。

そんな「ベートーヴェンとゆかいな仲間たち」のカオス的蛮行の数々を、曲解と誇張を交えつつ吹聴して参る所存です。
ベートーヴェンとゆかいな仲間たち WoO.0より引用)

どう面白いのかは、実際に読んでみてください。
通常の伝記ではまず取り上げられないだろうエピソードが、執筆者canalさんの絶妙な“曲解と誇張”で生き生きと描かれています。
楽聖ベートーヴェン先生が少し身近な存在に感じられるかもしれません?

次回からはカルル・ツェルニー(カール・チェルニー)編だそう。楽しみです。

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05/18/2007

Cage on TV

巡回先のブログ「KLANG Weblog」の4月30日付記事「ジョン・ケージ on TV」で、ジョン・ケージの動画が紹介されていました。
ケージが、自身の作品『Water Walk』を演奏する姿を見ることができます。

John Cage on a TV Game Show in 1960(WFMU's Beware of the BLOG)

アメリカの人気番組「I've Got A Secret」に出演したときのものです。
この番組は、毎回4名ほどの秘密(特技や自慢等)を持つ人物が登場し、その秘密をパネリストが当てる。というクイズ番組だったようです。
しかし、このケージの出場場面は通常のクイズ形式を取らず、彼の不思議な演奏(パフォーマンス)を実際に見ることに時間を割いています。

演奏に入る前に、ケージがこの作品の演奏に使う“楽器”(水差し,ワインボトル,ゴム製のあひる,バスタブ等々)を説明する場面で、すでに客席からは笑いが起こっていますが、演奏自体もかなり「受けて」います。
確かに、真面目そうな男性(ケージ)が、時計片手に舞台上を歩き回り、いろいろなアイテムを操作する様子は滑稽で、笑いを誘います(私はとてもキュートだと思ってしまいました)。
そのパフォーマンスが生み出す音楽も面白いと思います。
氷や蒸気を含めた水そのものの音,水にまつわる音,水が変化させる音etc...普段は雑音(生活音)として聞き流されるこれらの音が、パフォーマンスを伴って“特別な音”となって伝わってきます。
なかなか素敵な演奏だな。と思いますがいかがでしょうか?

「これは音楽ではないだろう」という方も当然多数いらっしゃると思いますが、20世紀アメリカを代表する作曲家のひとりであるジョン・ケージのお宝映像(?)として、一度ご覧になってみて下さい。


ケージ情報を網羅したサイト「John Cage Database」によると、この作品は当初からテレビでのパフォーマンス用に作られたようです。(Work list > Water walk
初演は1959年、イタリアのテレビ番組だったとのこと(初演者もケージ自身)。

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05/14/2007

検索ワードランキング第2弾

昨年10月に書いて個人的に面白かった(私しか面白くないかもしれない)、サーチエンジンを使って拙ブログを訪問した人がどんなキーワードでたどり着いたのかを集計してみる企画第2弾です。

ココログのアクセス解析を用いて、今年1月から5月14日現在までの「検索フレーズ」で集計してみました。
因みに前回(2006年7月~10月)のランキングは次のとおり。

1位 「ねこふんじゃった 楽譜」(同義フレーズ多数)
2位 「快楽原則」
3位 「サティ MIDI」(同義フレーズ多数)
4位 「中島らも 死因」
5位 「若沖と江戸絵画展」

ランキングに変化はあるでしょうか?


1位 「ねこふんじゃった 楽譜」(同義フレーズ多数)

該当記事は2005年4月28日の「ねこふんじゃった」。
圧倒的に強いです。サーチエンジンから拙サイトへ訪問する方のおよそ30%がこのフレーズを用いています。
ほぼ全ての人が、楽譜の無料ダウンロード方法を知るために訪問されているようです。
これが看板記事というのは、個人的には少し微妙……。

2位 「快楽原則」
3位 「中島らも 死因」(同義フレーズ多数)
4位 「サティ midi」(同義フレーズ多数)

3位と4位の入れ替えはあるものの、ここまでランキングは前回と同じでした。
上位が安定しているのは、この間にエントリした記事の少なさ(7ヶ月でたった32本)にも原因があるものと思われます。

5位 「牧神の午後への前奏曲」(同義フレーズ,他のキーワードとの組み合わせ多数)

該当記事は2004年4月27日の「牧神の午後への前奏曲」と、2006年8月26日の「牧神の午後と春の祭典」です。
音楽よりも、バレエと関連づけて検索される方が多いようです。

上位は安定しすぎていて、面白みに欠けますね。
ということで、番外編。
「ランク外で気になった検索フレーズ」です。


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10/19/2006

真似企画:検索ワードランキング

定期巡回ブログのひとつ、NDJ公式ブログ第1番「池尻の不思議な住人」に、検索ワードランキングというエントリがありました。
アクセス解析を使って、サーチエンジンから訪問した人がどんなキーワードでブログに訪問したのかを集計したものです。
面白そうなので、真似してみます。

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09/29/2006

タイムカプセル

Kollaps

20年ぶりにノイバウテンを聴きました。

“ノイバウテン”といっても何のことやら…という方も多いかと思います。
『EINSTURZENDE NEUBAUTEN (アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン,最初のUにウムラウト)』は、80年代に一部熱狂的なファンを生んだ、西ベルリン(まだ東西ドイツ統一前でした)出身のグループ。
彼らはドリル,チェーンソーといった工具やメタル・ジャンクなど、“楽器ではないもの”を用いて音楽を創り出します。
当時は、そのノイジーな音に、絶叫するようなブリクサ・バーゲルトのヴォーカル、そして破壊のパワーに満ちたライブ・パフォーマンスが話題となり、いろんなミュージシャンに影響を与えました。

80年代中盤のほんの一時期、彼らの音楽を聴いていたことがありましたが、それ以降はずっと忘却のかなた。
当時も「周辺を通りかかって、少し触れてみた」程度でした。

先日、ひょんなことから見つけた公式サイトにオーディオファイルが置いてあったので、久々に聴いてみることに。

最初の曲、『Kollaps』を聴いた瞬間、耳が当時にタイムスリップするような不思議な感覚におそわれます。
あの頃は多分、音がどうこうというよりも、ノイバウテンそのものが醸し出す雰囲気に惹かれていたのでしょう。実際、曲のフレーズや、どんな音使いをしていたかはぼんやりとしか記憶にありません。でも、音から流れ出る空気の感触をはっきりと覚えているのです。
打ちつけられる金属音と突き刺さるような絶叫は、禍々しくて破壊的で、全身を尖らせます。だけどその中にやるせない哀しさや繊細さを感じ、妙な安らぎを覚えます。
当時の私の気分――少し屈折していて、反抗的で、破滅的なものに魅力を感じ、好奇心旺盛なのだけど臆病――が甦るよう。
ノイバウテンの音楽は、あのとき自分の中にあった「どうにもしようのないことへの苛立ち」と共鳴していたのだと思います。といってもドイツ語を全く知らない私が、雰囲気だけで勝手にそう思い込んだだけですが。
ただの思い込みだったとしても、自分の気分と共鳴するものを見つけた安心感があり、その雰囲気に包まれることで“癒されて”いた気がします。
今その頃の自分の気分が甦ることは、少し照れ臭い、チクチクした心地の悪さがあるものの、嫌な感覚ではありません。
なんだか、当時の空気を詰め込んだタイムカプセルみたいな音楽。
短い期間に集中的に聴いていた分、濃密に圧縮されているのかもしれません。


公式サイトには、1980年から2005年までにリリースされた作品のオーディオファイルがいくつか置いてあり、通して聴くことで彼らの25年間の変遷をざっと見渡すことができるようになっています。
最近の作品は、彼ら特有の空気を残しつつも音楽として洗練された気がします。随分とギザギザが取れた感じで、聴きやすくなってます。
でも、今の耳で判断しても、初期の作品のほうが私は好きかな。
10代の頃のようにシンパシーを抱くことはないけれども。

neubauten.org
※公式サイト。オーディオファイルのほかに、ビデオクリップもあります。どちらも"Listen/Watch"ページで。

EINSTURZENDE NEUBAUTEN ―崩壊的新建築―
※日本語のファンサイト。プロフィールやディスコグラフィのほか、フォトギャラリー,インタビュー記事等の掲載など、充実した内容です。

blixa bargeld
※ブリクサ・バーゲルトの公式サイト。ソロ活動を中心に紹介しています。オーディオファイル,ビデオクリップもあり。

"YouTube"にも彼らの映像が沢山アップされています。
特に目を惹いたのは『Armenia』や『Abfackeln』,『Halber Mensch』など、石井聰互監督の映像作品『半分人間』(1985)に収録されていたもの。
ノイバウテンの世界観がとても良く表現されています。
特に『Armenia』は廃墟の映像が美しくて好きな作品です。
興味のある方は探してみてください。
ニック・ケイヴに「世界でもっとも美しい男」といわれた頃のブリクサ・バーゲルトの姿も必見です?


こういうタイムカプセルみたいな音楽に、ここ数年出会ってない気がします。
新しい曲、あんまり聴いてないからなぁ…
まあ、今回聴くまでノイバウテンがこんなに当時の自分を呼び起こすとは思っていなかったので、10年後には意外な音楽が2006年の私のタイムカプセルになっているのかもしれません。
突拍子のない音楽だったらいやだなぁ(笑)。

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08/26/2006

牧神の午後と春の祭典

山尾敦史氏のブログ、山尾好奇堂の記事「ニジンスキーの感性が気になる」(2006/8/13)で紹介されていた、バレエ『春の祭典』の初演再現ドラマをYouTubeで見る。

ニジンスキー版『春の祭典』は、1913年にディアギレフ率いるバレエ・リュスによって、パリのシャンゼリゼ劇場で初演された。初演を含め8回上演されたが、長い間忘れ去られていた。それを、バークレイの大学院生だったミリセント・ホドソンが1979年から8年かけて復元したものがドラマ内で「上演」されている。

仕方のないことだけれど、画質はとても悪く、見づらい点も多い。
肝心の「初演時の混乱を再現する」ドラマは確かに面白いが、いかにもお芝居で、当時の雰囲気を感じるまでには至らない。
YouTubeで公開されているのはおそらくドラマの一部分、ダンスのシーンだけを切り抜いたもののようなので、ドラマ全体を見るとまたイメージが変わるのかもしれないけれど。
とはいえ、今までドキュメンタリー作品の中でほんの少ししか見たことがなかったニジンスキー振付の『春の祭典』を、全体を通して見渡すことができたのはとても嬉しい。

バレエ『春の祭典』の初演時の混乱は、社会的事件として記録されている。
音楽が聴こえなくなるほどの怒号が飛び交う。
罵り、ブーイングする批判組に対抗するかのように賛成派も騒ぎ出す。
時には平手打ち、殴り合う音すら響く。
振付師ニジンスキーは、音楽の聞こえないダンサーたちのために、舞台の袖で大声でリズムを取る。
そしてその混乱は舞台が終わるまで続く…

混乱の原因は、ストラヴィンスキーの音楽とニジンスキーの振付が、当時の人たちにとってあまりにも前衛的,実験的だと思われるものだったからだろう。

ストラヴィンスキーの『春の祭典』は、彼の代表作で、20世紀音楽の最高傑作のひとつとして挙げられる。
コンサートでの演奏機会も、レコーディング数も多い作品なので、耳にしたことのある方も多いだろう。
私はこの作品を初めて聴いたとき、非常にショックを受けて、以後何度も聴き返さずにはいられなかった。
それまで経験したことのない音が、しばらく耳を離れなかった。
現代に生まれた私ですら、(幼稚な耳だったにしろ)大きな衝撃を受ける音楽だ。100年近く前の、バレエをシーズン・チケットで楽しむような上流階級の人々(初演に招待されたのはシーズン・チケット購入者,パトロン,芸術家などだった)の耳にはとても受け入れがたいものだったに違いない。
そして全く逆に、新しいものを待ち受ける人たち、芸術家や、前衛的なものを好む若い人たちには、熱狂的に受け入れられたことは想像に難くない。

そして、ニジンスキーの振付である。
ニジンスキーは『春の祭典』で、バレエの美しさとされる基本の姿勢(足をピンと伸ばす,垂直の姿勢を保つ)を排除し、足を内股に、首を曲げたまま踊ることを指示する。その様子はぎこちなく、何かに拘束されているようにも見える。そこから、「ロマンティックなバレエの美しさ」は感じられない。
「バレエ」を観に集まった人々は、きっと混乱しただろう。

ニジンスキーの振付が物議を醸したのはこれが初めてではない。
前年に発表された『牧神の午後』(ドビュッシー作曲)の初演でも、『春の祭典』には及ばないものの、賛否両論の混乱が起きている。
批判の多くは、ラストの“牧神の自慰”シーンに向けられたものだったが、従来の、一般の観客が求めるバレエとは異なっていたことも不興を買った一因となった。
アチチュードやアラベスク、ピルエットといった、バレエの優雅で華麗なシーンは全くない。
ニジンスキーのダンサーとしての「売り」であったジャンプも、たった一度、それも小さな小川を飛び越えるような、地味なジャンプだけ。
舞台上の動きは奥行きを奪われ、平面的に、まるで壁画や影絵芝居のように静的に物語を進めていく。

フランスの新聞、Le Figaro紙は『牧神の午後』について、次のような批判文を掲載した。

あれは優雅な踊りでも意味のある芝居でもない。
芸術や詩と呼ぶには程遠い作品だった。
恥を知らない牧神の醜いエロティックな動き
下品きわまりない身振り
おぞましい半獣の横顔
露骨なパントマイム
観客の非難を浴びるのも当然だ。
ニジンスキーはフランス人の好意に甘えすぎた。
(Le Figaro紙に掲載された初演時の批評 ※1)

その一方で、この作品を熱烈に支持した人々もいる。
そのひとりはかの有名な彫刻家オーギュスト・ロダンで、終演後、ニジンスキーのもとへ駆けつけたロダンは、彼を抱きしめたそうだ。

われわれが見たのはニジンスキーの天分と完璧な技能だった。
多彩で表現力のある踊りはまさに天才的だ。
表現と身振りの素晴らしい調和
肉体はイメージを忠実に表現する。
まるで古代のフレスコ画のような美しさだ。
芸術を本当に愛する人なら「牧神の午後」を見るべきである。
これは古代ギリシャの美の再現なのだ。
(Matin紙に掲載されたオーギュスト・ロダンの文章『舞踊の復興』 ※1)

『牧神の午後』と『春の祭典』、両作品でニジンスキーはそれまでのバレエの常識を覆す振付を行うのだが、それは何故だろうか?
自らの手でバレエを変革したいという野望も、多少はあったのかもしれない。
というより、彼の所属するバレエ・リュスそのものが、バレエを変革していた。
ディアギレフは美術,脚本,音楽,振付をそれぞれ旬の芸術家に依頼することで、バレエに新風を吹き込み、「バレエなんて古臭い芸術」とそっぽを向いていたパリの観客を呼び寄せることに成功した。
ディアギレフに見出された振付師ミハイル・フォーキンは、従来のクラシック・バレエにはないステップや民族舞踊の要素を積極的に取り入れ、モダン・バレエの先鞭をつけた。
そんな中でダンサーとしてのキャリアを積んだ彼にとって、新しい舞踊に挑戦するのは当然だったかもしれない。
が、そんな新しいものへの意欲や野心以上に、彼の芸術家としての直感,霊感が、結果として革新的な振付に向かわせたのではないか。と思う。

振付師としての最初の作品、『牧神の午後』を手がけるにあたって、彼を抜擢したディアギレフは「大切なのは古代の世界を創ること」とアドバイスし、彼を連れて古代のレリーフや彫刻を見て回ったという。
ニジンスキーはそのアドバイスどおり、バレエ以外の世界を大胆に取り入れながら、あらゆる手段を用いて作品を創り上げた。
そうして完成されたものは、ディアギレフの思惑以上に、「バレエ的でない」作品となった。
もし、この作品をフォーキンが振付けていたならば、バレエを下敷きにして、古代の雰囲気を上手に取り入れた、「新しいバレエ作品」を創り上げただろう。しかし、ニジンスキーはそうしなかった。
ディアギレフは彼の振付師としての才能に不信感を持ったそうだが、当時の「バレエの振付師」の物差しで測れば、それも仕方なかったかもしれない。

『春の祭典』の振付の際にも、同じ不信感を沢山の人が持つことになった。
ストラヴィンスキーは、ニジンスキーが音楽について何も知らないことを嘆き、音符の数え方やテンポの違い等、ごく初歩的な音楽の知識を教えることに腐心したという。
ただでさえ複雑なリズムを持つ音楽なのに、それより更に複雑怪奇なリズムの振付をするニジンスキーに現場は混乱した。
ニジンスキーは、ストラヴィンスキーらが「彼は音楽を知らない」と素人扱いすることに不満を持っていた。
彼自身は、音楽を十分知っているつもりだった。
多分、どちらの言い分も正しい。
ストラヴィンスキーらが指摘するように、ニジンスキーは振付師として持っているべき音楽理論の基礎知識が乏しかった。しかし、音楽への直感力、それをダンスに変換する能力はずば抜けていたのではないだろうか。
彼は、表面的なリズムに隠された、別のリズムを感じ取ることができた。そしてそれはときに、作曲家の意図を無視した動きとなることもある。

以下の引用は、『牧神の午後』の振付について語られたものだが、『春の祭典』についても、同様の感覚があったに違いない。

踊り手には鋭い音感とリズム感、音楽全体の理解が要求された
曲の中の隠れたリズムを感じ取り、拍の合間にステップする
音楽が、踊り手の五官に染みわたり、神秘的な霊感を生み出した
(※1)

YouTubeの荒い画像や、ドキュメンタリーで見るごく一部のシーンからは、ニジンスキー版の持つ雰囲気はほんの少ししか汲み取れないが、以降の振付家、例えばモーリス・ベジャールやピナ・バウシュのものよりもずっと「バレエ」からかけ離れたような、独特の匂いを発する踊りは私にはとても魅力的で、生の舞台を体感したいと強く思う。

私が唯一生で観たことのあるニジンスキー作品は『牧神の午後』だ。
私の乏しいバレエ鑑賞経験の中ではあるが、あれほど“作品そのもの”に魅了されたことはない。
ニンフに近づき、吠える牧神に、私はニジンスキーの姿を見たような気がする。
実際に彼の踊りを見たことがあるわけでもないのに。
彼についてそれほど沢山のことを知っているわけでもないのに。
無意識のうちに、牧神とニジンスキーのイメージが重なりあう。
『牧神の午後』は、ニジンスキーの振付作品である以上に、彼自身であるようにさえ思える。
『春の祭典』にも、同じことが言えるかもしれない。

※1. 引用はDVD「ニジンスキー」(ユーリ・グリゴローヴィチ監督)の日本語字幕から。


リズムとの対決/「春の祭典」がたどった運命
※法政大学教授で、舞踊史に詳しい鈴木晶氏のサイト「Sho's Bar」より。1997年10月「ダンスマガジン」誌に掲載された文章。『春の祭典』の初演時の混乱について、ネット上で読める日本語テキストの中では一番詳しく書かれていると思います。ニジンスキー作品以後の同作品への振付師たちの挑戦についても言及されています。

ニジンスキーの『春の祭典』復元版は、現在パリ・オペラ座バレエのレパートリーとなっています。
来日公演でこの作品を取り上げてくれないものかと心待ちにしているのですが…
せめてDVDでも発売してくれないかなぁ…

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07/27/2006

NAXOS MUSIC LIBRARY

ナクソス・ミュージック・ライブラリー(以下NML)に登録して2ヶ月経ちます。

NMLは、ナクソス・デジタル・ジャパン(NDJ)が運営する、クラシックを中心とした音楽ストリーミング配信サービスです。

「月額1,890円で、29レーベル、7,000人の作曲家、のべ160,000曲以上の膨大な音源をCD並の音質で全曲再生可能。百科事典並の音楽データベース機能付」
(NMLトップページより)

前々から気になってはいたのですが、未だにiPodすら持っていない、「音楽はCDで持っていたい」という古い頭のせいで躊躇していました。
しかし、増えていく一方のCDに、狭い我が家の収納スペースがそろそろ限界に近いこと、私の財布の負担を軽減することも考えて、登録することに。

当初は、仕事や勉強の資料として購入していたCD分を浮かせることができれば…と考えていたのですが、まだ登録して間もないためか、いろんな音楽を掘り当てる“宝探し遊び(?)”に没頭しています。
というのも、NMLの検索システムの使い勝手が非常に良いので、ついつい「じゃあ、これは?」と、いろいろ遊んでしまうのです。
作品名,演奏者,作曲家等の「CDのトラックリストに書かれている情報」のほかに、ジャンル,時代区分,国,作曲年などでも検索もできるため、いろんな組み合わせで、様々な検索結果が得られます。これが楽しい。(私だけ?)

こういう“宝探し遊び”のほかにも、PCで単純作業しているときのBGM等、気軽に音楽を楽しめるツールとしても大いに活用しています(もちろん、当初の目的だった資料としても)。

ということで、まだユーザーになって間もない私ですが、非常に満足しています。
だから、この先は単なるワガママです。

多分、NMLの個人ユーザーの多くは、クラシックのヘヴィー・リスナー(というのもおかしな言い方かな?)だと思うで、大抵の場合、「この曲が聴きたい」などと目的を持って利用されるのでしょうが、時には私のように、「何かいい曲ないかな?」と、フラフラと立ち寄ることもあると思います。
そういうときに参考になるのが、トップページの『推薦タイトル』です。添えられている推薦文は短いものですが、なかなか魅力的で、聴いてみようという気持ちになります。で、実際に聴いてみて、今まで自分の知らなかった作品の良さに気付くことがあります。
この『推薦タイトル』は、ログイン後、3タイトルがランダムに出現します。そのランダムさも楽しいのですが(再読み込みすれば別の推薦タイトルが現れるし)、できれば別ページでもいいので、全ての推薦文を読むことができれば嬉しいな。と思います。推薦文を読むだけでも結構楽しいので。

それから、これもまたフラフラと立ち寄る利用者の贅沢なワガママですが(笑)、「こんな気分のときは、このタイトル」みたいなオススメもあれば良いな…と思ってます。
例えば、すごく単純だけど、季節柄「納涼にはこのタイトル」だとか。
私なりの「こんなときの作品」はあるけれど、折角これだけの膨大な音源があるのだもの。私の知らない、でも今の気分にぴったりの作品を探してみたい。と思うことがあります。
検索画面にも、「曲の雰囲気」を選択する項目があって、それを使えばいいかな?とも思ったのですが、試しに"calm"で検索してみたら、コープランドの「ビリー・ザ・キッド Billy the Kid」やストラヴィンスキーの「兵士の物語 Histoire du Soldat」がヒットして、個人的にはかなり微妙な結果でした。(多分、この「曲の雰囲気」という検索項目での結果が、今のところオーケストラ作品に限られているみたいなので、これらの作品がヒットするのでしょうが)
こういう、「こんな気分のときには~」「この季節には~」といった話題はいろんなところで取り上げられているので、不精をせずに自分で探してきて、それからNMLで検索なりすればいいだけの話なのですけどね。
また、新しく立ち上げられた公式ブログでも、ユニークな切り口でタイトルが紹介されているので、参考にしたいと思います。

私が好きな(もしくは好きであろう)作品を探し出して聴くことが出来るのも魅力ですが、未知の音楽を気軽に楽しめるのも嬉しいです。もしその作品が苦手だったとしても、聴くのを止めれば良いだけの話ですから、CDを購入するときのように躊躇することもありませんし。(未知のCDを購入するときの、迷った末のワクワク感?も捨てがたいですが)

しばらくは、NMLで遊ぶ日々が続きそうです。

・・・しかし、購入CD枚数が全く減らないのは、どうしたことでしょうか?


NAXOS MUSIC LIBRARY
※15分間の無料体験ができます。

NDJ公式ブログ第1番「池尻の不思議な住人」
※ナクソス・デジタル・ジャパン公式ブログ。まだ始まったばかりですが、これからの展開が楽しみです。

NAXOS JAPAN
※音楽レーベル「ナクソス」の公式サイト

ナクソス、月額1,890円のクラシック音楽ストリーミング配信サービス
※Impress Watch社が運営するニュースサイト「Internet Watch」の 2005/11/15記事。

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07/05/2006

クラシックのPromo Video

クラシックの名門レーベル、ドイツ・グラモフォンのサイトで、同レーベル出版物のプロモーション・ヴィデオを見る事ができます。
有名なサイトですし、ご存知の方も多いかもしれません。

クラシック界にプロモ・ヴィデオがあること自体知らなかったので、珍しさも手伝ってひとしきりハマッてしまいました(まだ忙しい時期は終わってないんですけどね…)。

プロモーション・ヴィデオといっても、ポピュラー系のように凝った作りをしているものはありません。
演奏をそのまま流しているだけだったり、レコーディング風景やインタビューを編集したものだったりと、いたってシンプルな作りのものが多いです。
でも、中には、曲をバックにドラマが進行していくポピュラー系プロモ・ヴィデオにありがちなタイプ(Otterの"Speak Low",Domingoの"Italia, ti amo"等)や、アーティスト自身が少し(本当にほんの少しだけですが)芝居しているもの(Lang Langの"Hungarian Rhapsody No.2",Thielemannの"Carmina Burana")など、面白い作りのものもありました。

演奏風景を見ることができるのはとても嬉しいですし、通常の試聴よりも長く(曲によってはまるごと1曲)聴くことができるのは“お得感”があります。
画質が良くないことを差し引いても、一見の価値ありです。


Multimedia | Deutsche Grammophon
※サイトで公開されている映像,音声ファイルの検索ページです。公開日時,アーティスト,内容で検索できます。
特定のアーティストに拘らず、いろんなプロモ・ヴィデオや演奏映像を見たい場合は、"All dates", "All Artist", "Promo Video(或いは"Music clip", "Session Footage")で検索すると良いでしょう。ただ、検索結果に全ての映像素材が反映されているわけではなさそうです。

Deutsche Grammophon
※ドイツ・グラモフォンのサイト

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02/02/2006

ちょっと便利帳

もうご存知の方も多いのかもしれませんが、友人から面白いサイトを教えてもらいました。

http://www.fct.co.jp/benri/

メールに、「こういうの好きでしょ?」という言葉が書き添えられていました。

大当たり!大好きです。こういうの。

Tさん、教えてくれて有難う!


ところで…
1月29日にナム・ジュン・パイクさんが亡くなられたそうです。
最近の活動はあまり知らなかったのですが、10代の頃は彼のビデオ作品を良く見ました。
NHKなどで作品が取り上げられることも多かったと思います。(ちょうど坂本龍一とコラボレーションしてた頃だから?)
その頃、福岡の美術館で開催されたパイク氏の講演会にも行きました。
といっても、どんな話をされたのか、もう殆ど覚えていません。
最後の質問コーナー(?)で、要領を得ない質問に困った顔で微笑むパイク氏の表情は覚えているのですが(笑)。

私にとってパイク氏は、「ほんの少し興味を持って覗いてみた」くらいでしかないので、彼について何かを書くほどの知識は持ち合わせていません。
ただ、頭の片隅に残っている彼の作品の残像と、講演会で見たはにかむような笑顔を思い浮かべると、思いっきり背伸びをしていた10代の自分が蘇ってくる気がします。
同時に、その時の街の雰囲気や匂いも思い出すような…

パイク氏の作品は、私にとって、80年代の風景の一部分なのかもしれません。

http://www.paikstudios.com/

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09/27/2005

グールドのテープ

グレン・グールドのことを調べていたら、面白いサイトを見つけました。
ご存知の方も多いかもしれません。

The Glenn Gould Archive

カナダ国立図書・資料館(Libraby and Archives Canada)のサイトで、同館が所有するグレン・グールド関係の資料が一部公開されています。

かなり見どころが多いので、とりあえずご覧いただいたほうが話が早いのですが、私が特に興味を持ったコンテンツを一部紹介します。

"About Gould"
バイオグラフィ的な資料を集めたコンテンツですが、画像がふんだんに用意されています。
学校の成績表や子供の頃に書いた楽譜(音楽のテスト)、子供の頃に使っていたピアノ教本の画像などもあります。
"Art and Poety"というページでは、グールドの演奏にインスパイアされた絵画などが公開されています。

"Resources"
図書目録のほか、グールドが書いたテキストやグールドについて書かれたテキスト等も公開されています。
英語が苦手なのでまだざっと目を通しただけですが、かなり興味を引く内容です。

"Audio"
個人的に一番嬉しいコンテンツです。
自宅で録音されたピアノ演奏や、スタジオ・ホール等の音響テスト用に録られたテープ、グールド最後のレコーディング(複数テイク)を聴くことができます。(Real Audio)
自宅録音では、リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss, 1864-1949) 「ピアノと管弦楽のためのブルレスケ(Burleske fuer Klavier und Orchester d-moll AV85, 1885-86)※リンクは曲解説」を、オーケストラパートを大声で歌いながらピアノを演奏する様子や、バッハ(J.S.Bach, 1685-1750)の「シンフォニア(Sinfonia)」を何度も弾き直しながら練習(?)する様子を垣間見る(聴く)ことができます。
かなり雑な演奏だけど、そのリラックスっぷりがなかなかキュートです。
音響テスト用のテープでは、自在に、様々な音楽のモティーフを思いつくままに弾いていくグールドの姿。
こういう録音はなかなか一般には聴くことができないので貴重だと思います。
そして最後の録音。ブラームス(Johanes Brahms, 1833-1897)の「4つのバラード(Ballades Op.10, 1879)」と「2つのラプソディ(Rhapsodies Op.79, 1879)」をレコーディングした際の数テイクを聴くことができます。
まだひととおり聴いただけですが、じっくり聴くとテイク毎の違いなどを楽しむことができそうです。
グールド・ファンでなくても、楽しめるコンテンツでないかと思います。

私自身まだ発見して間もないので、全てを網羅したわけではなく見落としも相当あると思います。
他にも面白いページがあると思いますので、興味のある方は発掘してみてください。

ついでに、グールド関係の他のサイトも紹介しておきます。

The Glenn Gould Foundation
グレン・グールド財団のサイト。グールドの名を冠した音楽賞等の運営をしているようです。
グールドについてはバイオグラフィが公開されています。主に財団の活動についてのサイトです。

glenngould.com
ソニー・クラシカルが運営する公式サイト。
バイオグラフィ、ディスコグラフィ等、データが見易く整頓されています。
残念ながらフォト・ギャラリーは工事中。"Coming soon"となっていますが…

『グレン・グールド著作集1.2』
サイト「松岡正剛の千夜一冊」(http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya.html)より。
グールドだけを取り上げているサイトではないけれど、面白かったのでブックマーク。


何故グールドのことを調べていたのかというと、これが非常にくだらない理由です。

数日前、友人(悪友)たちと飲んでいたときに、
「クラシック界でイケメンといえば?」
という話題になりました。
そういう切り口に疎い私は殆ど傍観者だったのですが、みんな本当に良く知ってる…
※名前のリンク先は、それぞれの公式(的?)サイトです。

マキシム(Maksim Mrvica, Piano)
ユンディ・リ(Yundi Li, Piano)
ジョシュア・ベル(Joshua Bell, Violin)
ダニエル・ミューラー(Daniel Muller, Cello)
セルゲイ・ナカリャコフ(Sergei Nakariakov, Trumpet)
などなど…(他にも知らない名前がいっぱい出ました)

個人的には「そうかぁ?」という人もいますが、まぁ妥当な線です。
傍でボーっと聞いていると、友人のひとりが私に「他に誰か知らないか」と話を振ってきました。

「うーん……最近の人は分かんないけど、グレン・グールドって若い頃結構カッコ良くなかった?

…(一同沈黙の後)…

「はぁ?、ぐ~るどぉ~??」

…思いっきり軽蔑をこめて、大ブーイングで却下されました(涙)

そりゃあね、晩年の写真には片鱗もありませんよ。
でも、若い頃は結構イイ線いってると思うけどなぁ…
最初に聴いたグールドのレコードは、「あら、素敵なピアニスト」と母が思わず“ジャケ買い”したものだったし。

というわけで、若かりしグールドのイケメン写真を求めて、ネット検索していた途中で上記の素敵なサイトを発見したのでした。
きっかけが下らなすぎた分、見つけた喜びが倍増した気がします(笑)

友人たちには後日、下記サイトのグールド画像を送りました。

http://www.collectionscanada.ca/obj/m23/f1/nlc003764-v5.jpg
※「The Glenn Gould Archive」の"About Gould"から一枚。

http://www.torontoshokokai.org/trillium/200310/twho_10.htm
※トロント日本商工会のサイトより。「Goldberg Variation」のCDジャケット。

http://svt.se/svt/jsp/Crosslink.jsp?d=4042&a=278055
※「svt.se」というスウェーデンのサイト。全編スウェーデン語なので、何のサイトなのか謎です。
ここで紹介されているグールドの画像が一番好みかも。

その結果
「イケメンというのは“?”だけど、ブーイングしたのは悪かった。」
ということになりました。

名誉回復?

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07/21/2005

作曲家サイト集 Vol.2

20世紀生まれの作曲家サイト集、アメリカ編です。
戦後(1945年以降)生まれを含めると膨大な数になりそうなので、それはまた別の機会に。
私の趣味で選んだので、かなり偏ってます…


Harry Partch : An American Original

ハリー・パーチ(1901-1976)は、純正調(純正律)に基づく独自の音階(1オクターブを43分割したもの)を考案し、それを自ら考案した数々の楽器(43微分オルガン、ガラクタを集めて作られた楽器等)に用いました。
彼を紹介する言葉には、"iconoclastic composer(因習を打破する作曲家)"や、"instrument builder(楽器創作者)"、"hobo(放浪者、渡り労働者)"などがあります。
"hobo"といわれるのは、若い頃文字通り放浪生活をしながらいくつもの職を転々としていたから。
平均律(十二平均律)という、或る意味絶対的な(言いすぎならば、大多数の人が信じている)西洋音楽の音の物差しに疑問を呈し、響きの美しさを重視した独自の音階を考案したパーチの「音」への姿勢に共感し、影響を受けた音楽家はアメリカだけではなく、世界に広がっています。

サイトは文献が多めの構成でしょうか。これからパーチについて調べようと思っている人にとっては、良い手掛かりになりそうです。
ただ、バイオグラフィや作品年譜などが見当たらないのが残念です(くまなく見たわけではないので、どこかに埋もれている可能性はありますが…)
"THE ART INSTITUTE OF GUALALA. . . . The Primary Collection (visual)"というコンテンツでは、創作楽器の写真が見られます。("SHOW US YOUR INSTRUMENTS!"というページ)
また、"THE ART INSTITUTE OF GUALALA. . . . The Zymo-Stuff Wing (audio-visual)"では、創作楽器の画像をクリックすると音が聴けたり、彼の代表作のひとつ"Barstow"をバージョン毎に一部試聴できます。(解説文となりにあるBarstowの地図をクリックすると音が鳴るようになっています)

※文中の「純正律」「平均律」のリンクは、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』です。


John Cage database

意外なのですが、ジョン・ケージ(1912-1992)にはオフィシャル・サイトがないみたいです。
これだけ影響力を持つ作曲家なので、あってもいいと思うのですが…
でも、検索すると、ケージ関係のサイトは大量に見つかります。
その中で作品データベースとして重宝しているのがこのサイトです。


The David Tudor Pages

デヴィッド・チュードア(1926-1996)の音楽で、私がまず最初に思い浮かべるキーワードはライブ・エレクトロニクス。
ライブ・エレクトロニクスというのは、自作の音響キットなどから発生する音を、エフェクトなどで自在に変化させる手法の音楽。作曲者の指示に従いつつ、即興的な要素を含んだライブ演奏です。
1960年代に、ケージやチュードアなどアメリカの、所謂“実験音楽”分野の人々が始めました。
その後の、“現代音楽”はもとより、ポピュラー系の音楽にも多大な影響を与えています。
テクノが好きな人には違和感なく聴ける音ではないでしょうか?
チュードアは元々は天才的な現代音楽のピアニストで、シュトックハウゼン(Karlheinz Stockhausen 1928- 独)やブーレーズ(Pierre Boulez 1925- 仏)、ラモンテ・ヤング(La Monte Young 1935-1996 米)等のピアノ作品の演奏で賞賛を得ました。
ケージの無音のピアノ曲、「4分33秒 -- 4'33'' (1962)」を初演したのも彼。ケージとの共同作業が増えるにつれ、ピアニストから作曲家へとシフトしていったようです。

サイトのトップページは、いかにも彼らしいデザイン。
作品の試聴はできませんが、テキストによる情報が豊富に揃っています。
試聴は、"amazon.com"でほんの少しだけできます。興味のある方はそちらで(といっても、短くてワケが分からないかもしれませんが…)

3 Works for Live Electronics(amazon.com)
Rainforest(amazon.com)
Neural Syntheses 6-9(amazon.com)


Welcome to the domain of Terry Riley

テリー・ライリー(1935-)は、ラモンテ・ヤングなどと並び“ミニマル・ミュージック”の旗手のひとりとして有名ですが、他の“ミニマリスト”同様、カテゴライズされるのを嫌っています。
ミニマル・ミュージックの定義である「最小限の音素材を使用(かつ反復)する」という要素を持ちつつも、その音楽スタイルは即興に重きを置いています。70年に北インドのラーガの研究をはじめ、その影響のもとにオリジナリティ溢れる音楽を作りだします。
インド音楽をはじめ、いろんな音楽の要素を取り入れながらも、アメリカ西海岸特有(個人的なイメージですが…)の、スコンと抜けた明るさみたいなものを感じます。

サイトのデザインはサイケ!ライリーっぽい?のかなぁ。雰囲気はありますが。
トップページのライリーのアップが…(苦笑)
バイオグラフィ、ディスコグラフィといったお決まりのページから、"CD's"というCD通販?ページではサイン入りCDまで売られていたりします。(結構お買い得かも)
"Audio"ページにて作品の試聴ができます。殆どの作品が抜粋(一部試聴)ですが、十分な長さです。


The Steve Reich Website

スティーブ・ライヒ(1936-)については、過去の記事(12/10/2004 Come out/Steve Reich)をご覧いただくとして…

その記事中でもサイトの紹介をしています。
前述のライリーとは同年代のアメリカ人で、こちらも“ミニマリスト”の代表格として紹介されることの多い人物です(これまた同様に、カテゴライズされることを嫌っていますが…)。

こちらのサイトは、黒を背景に色味を抑えたシックなデザイン。
"Multimedia"のコンテンツでは、「18人の音楽家のための音楽 (Music for 18 Musicians, 1974-1978)」の試聴(MP3)、
「クラッピング・ミュージック (Clapping Music, 1972)」と、ビデオオペラ「スリー・テイルズ (Three Tales)」の第1部"Hindenburg"の"Nibelung Zeppelin"部分の映像が公開されています。
映像を見る場合にはメニュー"Multimedia"の右にある"Video"をクリックしてください。
個人的には「クラッピング・ミュージック」の映像が見られるのは嬉しいです。


PhilipGlass.com: Philip Glass

フィリップ・グラス(1937-)も、“ミニマリスト”として知られたひとり。(彼もまた…以下同文)
彼は自身の音楽を語るときに"music with repetitive structures" (反復構造を伴う音楽)という言葉を好んで使っています。
ライリーやライヒと比較すると、調性やリズム感がはっきりしていてポップな印象を受けます。ポピュラー・ミュージック方面の人々(デヴィッド・ボウイ、デヴィッド・バーン、ローリー・アンダーソンなど)との交流があることも、そのイメージを強くしているかもしれません。

サイトは白地にブルーとグレーでまとめた、シックで見やすいデザインです。
メニュー"Works"内にある"Online works"で曲の試聴ができます。
試聴ページは2種類用意されています。
"IBM Glass engine"は、タイトル・インデックスや作品年譜等がバーになっていて、それをマウスで左右に動かしながら試聴するタイプ。文章での説明は難しいのですが、操作は簡単です。遊びっぽい要素があって、楽しく試聴できます。(環境によっては上手く起動しないかもしれません。トップページの説明を良く読んでください)
"Music from Dunvagen"は、カテゴリー、作品のテンポ、楽器編成を選択すると、それにマッチする作品を試聴できます。(組み合わせによっては作品が該当しないこともあります)


Meredith Monk | Home

メレディス・モンク(1942- )は、ペルー出身の女性音楽家。
作曲家としても、ヴォイス・パフォーマーとしても確固たる地位を確立しています。ほかに、指揮者、振付師、新しいオペラや音楽の演劇活動、音楽映像作品の制作など、多岐にわたり活動しています。
彼女の作品には“声”が良く使われますが、「歌」や「語り」ではなく、声そのものが素材として用いられています。
プリミティブで透明感がある美しさとともに、非常に複雑な面も併せ持つ“今の”音楽だと思います。

黒を基調にしたサイトで、クレヨン画ふうコンテンツがチャーミングです。
"interdisciplinary"の"opera and musical theater"ページで、映像作品を見ることが出来ます(一部)
音楽の試聴は、イギリスの音楽出版社「Boosey & Hawks」のサイトで2作品が一部試聴できます。

Meredhith Monk (Boosey&Hawks)


このあたりの作曲家になると、サイトのデザインにも「その人らしさ」が滲み出ていて面白いです。
内容が充実しているな。と思うのは、テリー・ライリーとフィリップ・グラスでしょうか。
個人的に、ハリー・パーチはいろんな人に知って欲しい作曲家です。
次回はヨーロッパ編?
いつになるか分かりませんが…

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07/12/2005

作曲家サイト集 Vol.1

ふとしたことがきっかけでシェーンベルク(Arnold Schoenberg, 1874-1951)のサイトを発見。
良く聴く作曲家のひとりだけど、今までネット上ではノーチェックでした。

Arnold Schoenberg Center
※独・英のみ。リンクは英語ページへのもの。

機能的なデザインで、使い勝手がとても良い。
何より嬉しいのは内容の充実度。
バイオグラフィや作品データベースは勿論ですが、シェーンベルクが描いた絵や自筆譜、写真などの画像も大量に(!)公開されています。
そして、作品データベースでかなりの作品が曲の最後まで試聴できる太っ腹ぶり。
他にもウェブラジオはあるし、楽譜や書籍、CD、DVD等をオーダーできるページもあるしで、「シェーンベルクのデパート」といった感じのサイトです。
画像や音源が豊富なので、英語(独語)が苦手な人でも楽しめます。
私が知っている作曲家のサイトでは、文句なく充実度No.1でしょう。
「シェーンベルクは難しそうで苦手」という方も、是非一度訪れてみてください。
そして、"Compositions"ページの"Chronological Catalogue of Works"で、初期作品から聴いてみてください。
シェーンベルクの初期って、案外ロマンチックだと思います。
そこで気に入ったらどんどん時代に沿って聴いていくと、意外と親しみ易くなるかもしれません。
こんなにサービスの良いサイトも珍しいので、沢山の方に使っていただきたいです。

このサイトの発見を機に、作曲家サイトを探訪してみました。
以下、成果第1弾です。


Anton Webern

シェーンベルクと同じく「新ウィーン楽派」の作曲家、アントン・ヴェーベルン(1881-1945)のサイトです。
デザインはシンプルでかっこいいのですが・・・
全体がFlashで作成されているため、読みやすくはないです。(PDFファイルが用意されています)
データのそっけなさは、ヴェーベルンっぽい?かもしれません。
"Music"ではデータを試聴できそうな感じなのですが、どうしても聴けません。
リンク先はzipみたい。方法があるのでしょうか?

※コメント欄にて、データのダウンロード方法を教えていただきました。
私のPC環境(winXP)では普通に左クリックするだけではできなかったのですが、Ctrlキーを押しながら左クリックすると、ダウンロードのダイアログが出てきました。moondialさま、takeharaさま、有難うございました。

バイオグラフィ、作品目録は、IRCAMサイト内の作曲家データベースの方が使えます。但し仏語のみ。
Anton Webern : biographie (IRCAM)

因みに、新ウィーン楽派のもうひとり、アルバン・ベルク(Alban Berg 1885-1935)は目新しいサイトが発見できませんでした。


The Charles Ives Society -Charles Edward Ives, An American Composer

チャールズ・アイヴス(1874-1954)協会のサイト。(英語のみ)
バイオグラフィ、写真、作品目録など。シンプルなデザインで、テキストも読みやすいです。
作品は演奏編成ごとに分かれており、演奏時間等のデータが書かれています。
"Orchestra"ページの作品は少しだけ試聴できます。(拡張子が"rpm"なので操作が必要な場合もあります)


Maurice Ravel -Source Page

モーリス・ラヴェル(1875-1934)のサイト。個人サイトっぽいです。(英語のみ)
作品の試聴はありませんが、作品解説、バイオグラフィー等テキストが充実しており、参考になります。
ラヴェルに関係する人たちについても詳しいです。
"Places"というページでは、ラヴェルが住んだ町を画像付きで紹介。
ラヴェルファンには楽しめるサイトです。


The Official George Gershwin & Ira Gershwin Web site

ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937)と兄アイラ・ガーシュウィン(1896-1983)のサイト。(英語のみ)
オレンジの色使いがとても綺麗です。
Flashなのでテキストの読みやすさはイマイチ。でも映画やミュージカルの画像が豊富なので眺めているだけで楽しめます。
"Juke Box"ではBilly HolidayやElla Fitgeraldなどによるガーシュウィン・ナンバーが部分試聴できます。


Kurt Weill Foundation for Music

劇作家ブレヒト(Bertolt Brecht 1898-1956)と組んだ「三文オペラ」等の作曲で知られるクルト・ワイル(1900-1950)と妻で歌手のロッテ・レーニャ(Lotte Lenya 1898-1981)のサイト。(英語のみ)
作品データベース"Weill Works"は重宝します。
一番の目玉は、ワイル自身が歌う"Speak Low"のオーディオファイルでしょうか?
微妙に調子っぱずれな、味のある歌声です(笑)
因みに、歌手ロッテ・レーニャのオーディオファイルはインタビュー音声でした。


他にもまだ沢山あると思いますが、とりあえず19世紀生まれの作曲家のサイトを紹介してみました。
次回は20世紀生まれの作曲家のサイトを紹介したいと思います。

ところで、シェーンベルクのサイトを見てひとつ気になったことがあります。
2003年に「シェーンベルク・ワイン」が発表されたそうなのですが、そのラベルの絵がこんなんなのです。

Weinetikett
(画像をクリックすると拡大したものを見ることができます)
このワインを紹介しているページはこちらです。

絵はシェーンベルクが描いたものだそうです。
・・・飲んでみたいような気がしないでもないですが、悪酔いしそうだなぁ・・・

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04/28/2005

ねこふんじゃった

4/25(月)、日本経済新聞朝刊・文化面に「ねこふんじゃった」についての記事がありました。

ピアノを習ったことがなくても、「この曲だけは弾ける!」という方も多いのではないでしょうか?
もしかしたら一番演奏人口の多い(?)ピアノ作品かもしれない。

記事で紹介されていたのは、この曲について研究されている宮本ルミ子さん。
収集した資料等を「ねこふんじゃった資料室」というサイトで公開されています。

この「ねこふんじゃった」、私は“国産の曲”だと勝手に思い込んでいました。
タイトルも歌詞も、外国語の翻訳という感じがしなかったせいか・・・
しかし、世界中で知られている遊び歌だそう。
「ねこふんじゃった」というタイトルは日本独自のもので、国によって全然違うタイトルが付けられているそうです。

例えば、
「蚤の歌」(ドイツ)
「カツレツ」(フランス)
「チョコレート」(スペイン) etc...

ほかにも、いろんな国で、いろんなタイトルが付けられています。
「ねこふんじゃった資料室」内で紹介されていますので、興味のある方はご覧になってみてください。

私が「ねこふんじゃった」を覚えたのは、多分小学2年生の頃。
オルガンだかピアノだかが各教室に一台あって、休み時間にみんなで遊び弾きをしていました。
当時の遊び弾きのスタンダードはこの「ねこふんじゃった」と「トトトのうた(?正式名称は分かりません)」、それに、「エリーゼのために」の冒頭部分でした。

休み時間がはじまると、まずピアノを習っている子たちが集まって、今レッスンしている曲のお披露目を始めます。
そのうちにわらわらと聴衆(殆ど女の子)が集まり、リクエストタイム。
ピアノって、人が弾いているのを見てると自分も弾きたくなってしまうみたい。
しばらくすると、習っている子もいない子も、みんな一緒になって上記のスタンダード・ナンバー演奏会へとなだれ込むのでした。
私もその中で「ねこふんじゃった」を覚えました。多分、皆さんそうじゃないでしょうか。
この曲を、ピアノのレッスンで習ったという人は聞いたことがありません。
誰かが弾くところを見て自然と覚えたり、弾ける子に教わったり・・・そうやって弾き方が伝承されていくピアノ曲。

ところで、「ねこふんじゃった」の楽譜って見たことありますか?
アレンジされたものではなく、昔ピアノで弾いたとおりに書かれた譜面です。
私は子供向けの楽譜に収録されているものを見たことがあるのですが、とてもややこしいのです。
何しろ、調号が「変ト長調(Ges-dur)」。フラットが6つ。これだけで、かなりのハードルです。
しかも、右手と左手を2段譜に分けて書くと、非常に見づらいのです。
人の演奏を見ながらだから、案外簡単に覚えられたのですね。
面白い曲だな。と思います。

「ねこふんじゃった」は、曲調の親しみやすさも愛される理由のひとつだと思いますが、何よりピアノで遊ぶ楽しさがあります。
子供の頃は、ピアノを習いはじめた子を含め、あまり触る機会のない黒鍵をバシバシ叩ける?楽しさ。
(音楽の時間、鍵盤ハーモニカで習う曲って、大体白鍵主体の調性ですよね)
右手と左手がクロスするピアノ奏法を簡単に体験できる楽しさ。
それほど難しい運指でないため、慣れるとどんどん速弾きできる楽しさ。
ピアノを習ったことがない子でもすぐに連弾ができてしまう楽しさ。etc...

純粋に「楽しさ」だけを追求できるピアノ曲。案外貴重な存在だと思いました。
(「トトトの歌」もそういうタイプ。「エリーゼのために」はこれが弾けたらカッコいい!という子供の夢かな?)

ところで、実は私、「エリーゼのために」も休み時間の遊び弾きで覚えました。
既にこのころピアノは習っていたのですが、先生の方針だったのか、(子供にとっては)マイナーな曲ばかり弾かされていたので、この辺の王道は習ったことが無いのです。
そのせいか、休み時間のピアノのお披露目会でも、私の演奏はあまりウケませんでした(笑)
「エリーゼのために」の譜面をちゃんと見たのもここ最近のこと。
未だに“きちんと”弾いたことがありません・・・

ねこふんじゃった資料室



うーん・・・最近ノートPCがまた不調になってきました。
買換え時なのかな(涙)



--追記--

「ねこふんじゃった」の楽譜をネット上で発見しました。
ヤマハが開設している、「ハミングパーク」というサイトの“ぴあのれっすん”コーナーです。
「ふめん」をクリックすると楽譜のPDFファイルが開きます。
http://hummingpark.yamaha.co.jp/lesson/index.html

連弾になっていて、下のパートがスタンダードな(?)「ねこふんじゃった」を弾き、途中から上のパートが片手で参加しています。
(09/23/2005)

--追記その2--

ハミングパーク内の楽譜ですが、閲覧するには「ハミングパーク」への会員登録が必要になったようです。
ヤマハのオンラインメンバーに登録した上で、「ハミングパーク」の会員登録をします。
登録は無料ですが、子供向けサービスなので、会員登録の際に子供の年齢等を聞かれます。
また、住所等の情報も登録が必要です。

「ねこふんじゃった」の楽譜を見るためには、ログイン後、ふれあいアーカイブス内の『ぴあの・れっすん』をクリックしてください。
http://hummingpark.yamaha.co.jp/

( 05/09/2006 )

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06/16/2004

ナクソス試聴サービス・・・昨日の今日で

昨晩紹介したNAXOSの試聴サービスなのですが・・・
なんと今日から有料に!
記事を書いた次の日にそれはないぜ!って感じです。

ウェブログを見てNAXOSにアクセスされた方、申し訳ありませんでした。

今後は試聴するのに年間 $19.95かかるそうです。
この金額で一年間いろんな曲を試聴できるのは安いような気もしないでもないですが・・・
あー、でもショック。
そんなんだったら、昨日のうちから有料だったら記事書かなかったのになー・・・

まあ、ぎりぎりセーフでペルトの「ヨハネ受難曲」を聴けたのは不幸中の幸い。
こんな便利サイトを今まで気がつかなかった私のマヌケさを嘆きましょう。

ちなみに、30秒程度の試聴だったら現行の会員登録でもさせてくれる模様。
日本語サイトからはうまく試聴できませんでしたが、英語サイトからは出来ました。

一日で使えなくなる情報流してすみません。
でも、本当に昨日まではタダだったの・・(泣)


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06/15/2004

NAXOSレーベルの試聴サービス

<最初にお詫び>
この記事を書いた時はNAXOSの試聴サービスは無料だったのですが、次の日(6/16)から有料になってしまいました。
知らなかったとはいえ、1日しか持たない情報を書いてしまったマヌケな私をお許しください。
6月16日現在、日本語サイトでは有料になったというお知らせしか載っていませんが、近日中に有料登録の方法などが紹介されるそうです。
有料登録した場合、年間$19.95でおよそ60万曲(トラック)の試聴が可能になるようです。

以下、便利サイト発見にうかれて書いた記事です。翌日の嘆き記事も合わせてご覧になると面白いかも・・(自棄)


ご存知の方も多いと思いますが・・・
昨日の記事に寄せられたコメント中で紹介されている、ペルトの「ヨハネ受難曲」のCDを検索しているとき、偶然に見つけました。

NAXOSは廉価で魅力あるCDを発売しているレーベル。
安さだけでなく、柔軟な選曲センスに、コアなファンも多数。
良く知られた名曲は勿論、有名な作曲家のあまり録音されない作品や、マイナーな作曲家、古楽から21世紀の音楽までと非常に幅広くカヴァーしています。

「NAXOSの誇る8つの特徴」として、次のようなことが取り上げられています。

1. 名声とは無関係に、優れた演奏家を大胆に起用
2. 他のレーベルにない、新鮮で魅力的な演奏を提供
3. 廉価版ながら欧米で、数々のレビュー大賞を受賞
4. 当然、コピーものは皆無、すべてディジタルの新録音
5. ディジタル録音とはいえ、ナチュラルさを重視
6. 売れ筋にこだわらず、体系的に多くの名曲を網羅
7. 2003年現在約2,500タイトル
8. 壮大なる「クラシックの音の百科辞典」を進行中
(NAXOS JAPANホームページ:「NAXOSとは?」より)

そのNAXOSのサイトでCDの試聴が出来るのですが、さすがに太っ腹というか・・・
曲をきちんと最初から最後まで聴かせてくれるのです。(確認分。もしかしたら例外あるかも?)
amazonなどのCDショップの試聴だと30秒から1分程度しか聴かせてもらえませんが、出版元の強みでしょうか。嬉しい大盤振る舞いです。
それから各CDの解説が非常に親切。英語サイト(NAXOS.COM)では作曲家の簡単なバイオグラフィーやポートレイト、演奏家の情報まであり、ちょっとしたデータベース代わりにも使えます。

CDの試聴をするには、まず会員(サブスクライバー)に登録が必要なので、ちょっと面倒に感じるかもしれません。
でもそれで数千曲(トラック)が自由に試聴できるようになるので、試す価値大です。

JAZZのサンプル・トラックがないのは少し残念ですが、古楽から現代曲まで幅広くサンプル・トラックが用意されているので、お宝探し感覚で音楽を楽しめます。

普段聴きなれないジャンルの音楽も気軽に試聴できるし、もしかしたらその中に自分の気に入る作品を見つけるかもしれません。
発掘気分で、楽しんでみてください。

NAXOS JAPAN

サブスクライバーへは英語ページから登録することになるので、英語の苦手な方はまずこちらの日本語ページで方法を確認するとよいでしょう。

無料試聴のご案内 サブスクライバーのご登録方法

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02/13/2004

福岡+大阪外食日記

毎年1・2回、日にちにして一週間ほど福岡の実家に帰るのだが、
いつも頭を悩ますのが外食。
単なる、「どこに行けばいいのか」という悩みではない。
行きたい店が多すぎて、それを限られた時間でどう消化するか、という贅沢な悩みだ。
大阪や札幌なんかには負けるかもしれないけれど、
福岡には安くて美味くて魅力的なお店が沢山あるのだ。

福岡に住んでたときから行き慣れた店、当時いつか行きたいと思っていた店、
更に福岡在住の友人たちに教わった新しいお店などなど、
年を重ねるごとに行きたい店の数は増えていくばかり。困ったもんだ。

そして今回、その傾向にさらに拍車をかけてしまいそうなサイトを発見。
「福岡+大阪外食日記」

「+大阪」となっているものの、ほとんどが福岡の外食に関する日記。
私の知ってる店の記述におもわず郷愁をそそられ、
新店情報がツボに入ると、次回の帰郷の算段に入ってしまう。
ドラえもんのどこでもドアがあったら、私の外食の半分は福岡になるだろう。

ところで、この「福岡+大阪日記」に度々出るうどん屋、「ウエスト」は、
とんこつラーメンに負けない、福岡のソウルフードだ。
かけ250円は、さぬきうどんが有名になった今、大した安さではないかもしれない。
でも、24時間営業。沢山店舗がある。便利でうれしい。
福岡のうどんの食べ方のメインはかけうどん系。
「コシの強さ」という昨今の美味しいうどん評とは相反するが、
柔らかい麺とかつおだしが、お腹にとても優しいのだ。
(コシがない分、さぬきうどん的な食べ方は美味しくないかも)

福岡で夜遊びして小腹が減ったときは、ラーメンもいいけど「ウエスト」のうどんも良いよ。
一度お試しください。

次、実家に帰るのはいつだろう・・・

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